住友林業30坪 

正確には30.5坪 小さいけれど住み心地の良いお家を目指します。

土地について

いよいよ引渡し日が近づいてきました。

ドキドキしております。

引渡し後に外構業者に入ってもらい、

その後に引越予定です。

外構は1ヶ月ほどは見て欲しいとのことです。

外構業者との打ち合わせもほぼほぼ終了し、

今は楽天などで購入するものを探しています。

洗濯ラックやゴミ箱などw

 

そして本題へ。

土地について。

 

『土地の購入については何より難しく、葛藤し、

 今もまだこれでよかったのか?と 内心思っております』

このブログの1回目の更新にこのような意味深な文章を書きました。

はい、正直今もそう思っております。

私って、ほんとすっきりしない性格だわ・・・

そして、相変わらず主人は正反対で、

きっと私の言動にイライラしているんでしょうね(笑)

 

どんな葛藤か、

結論を言いますと、

●市内でも郊外のもう少し坪単価のお手ごろなところに

 ゆとりのある家を建てるのか、

●市内中心部で、坪単価は高いけれども

 こじんまりとした土地にこじんまりとした家を建てるのか、

 

様々な経緯があり、悩みに悩んだ結果、

我々は後者を選びました。

 

そりゃね、

お金があれば、

市内中心部に50坪以上の土地を購入し、

ゆとりのある家を建てれるであろう・・・

でも、

ごくごく平均的な世帯収入で、決してお金がありあまっているわけではない、、、

決められた予算というものがある、、、

そんな私達にはどちらかを選択するしかなかった。

 

元々は前者で検討を進めていた我が家。

市内中心部はとても手が届く価格ではないから、

少し離れたところで探そう、ということで、

ハウスメーカー(大手5社ほどかな)に土地探しを依頼し、

紹介してもらっていました。

しかし、なかなかタイミングが悪かったのか?

縁がなかったのか?

自分たちが惹かれる土地には出会えませんでした。

 

分譲地は整備されていてもそこに行くまでの道がとても細かったり、

川のすぐ近くだったり、線路がすぐ隣だったり、

メインの道に出て行くまでがやたら一方通行が多かったり、

盛土造成地であったり、浸水の被害が多いところであったり、、、

こんなに土地って見つからないものなのだろうか

というくらい、良いと思える土地が見つからなかった。

 

そんなこんなな前途多難だと思っていたときに、

主人が自ら探してきた土地があり、

「坪単価は当初思っていた価格よりずいぶん高いけれど、

 小さな家なら建てれるよ」

とのことでごり押ししてきたのである。

 

元々子供が長くいなかったこともあり、

将来は駅近の分譲マンションでも買おうかな、と考えていた私は

それほど「マイホーム」というものに理想が高かったわけではない。

 

しかし、

せっかく家を建てるなら、

「人並み程度の広さの家がほしい」という気持ちがあったのも確かである。

この田舎県で、比較的広い家が多いと思われる中、

劣等感を持つことが嫌だったように思う。

 

しかし、

なかなか良いと思う土地が出会えない中、

ハザードマップでも津波、川の氾濫、洪水、土砂崩れなど全てにおいて「白」であり、

主人が最も通勤においても利便性がよく、

私の職場へのアクセスも許容範囲で、

県庁、市役所、総合病院、個人病院、スーパー、など全て徒歩圏内

公園も多く、幼稚園~高校等教育機関も近くにあり、子育て環境も整っている。

大通りからは少しだけ中に入るため、車の通りは少なく、静かである。

土地に面している道幅も6メートルほどあり、細い道が苦手な私でも不安はない。

言い出したらキリがないくらい、メリットはたくさんあった。

 

小さい土地、小さな家しか建てれない

これが唯一のデメリットであったように思う。

 

連日の家族会議は深夜まで。

マイホーム計画が始まり、夫婦喧嘩は異常なくらいに増えた。

 

どうしても土地を購入し、家を建てたいという主人。

今、この土地で話を進めたい!!と強く言う。

小さくても、住み心地のいい家はできるはずだ!!と。

とにかく、何かにとりつかれたように・・・

どんどんと話を進めていったのである。

 

今、こうしてその土地を購入し、

マイホーム完成間近まできているので、

結果、私は主人の押しに負けた、ということである。

言いくるめられたというか、

無視されたというか(笑)

そのくらいすごい勢いだったので、正直あまり覚えていない。

 

ただただ、

いろんなことを自分に言い聞かせて過ごしていた。

私の実家の話になりますが、

市内から1時間以上離れた田舎町で、

「面積だけは広い家」 で育った。

車は何台も置けるし、庭ではバーベキューもできる、

部屋数は数えたことがない。

(めっちゃ古くて、設備は全く整っておりませんがw)

そこで私は両親と祖父母、姉と6人家族で育った。

姉は結婚するときに実家を出て、

私は大学進学時に実家を出た。

祖父は他界し、祖母は認知症が進み施設に入っている。

今、その家に両親が2人で住んでおり、

ほとんどの部屋が「物置」となっている。

 

そんな実家を見ていると、

「やはり子供はいずれ巣立つ、

 いつかは夫婦2人になる。」 

 

また、

両親がいつか天に召されたら・・・

あの家を解体するのにいくらかかるのだろうか、

あの土地(家を含み実家が所有している土地多数)を

どのように運用すればよいのだろうか・・・

駅もない、小学校も近くにない、

ただただ不便な場所。

(そのような理由で実家近くに家を建てることは

 初期検討から早々に外れていった)

売ろうとしても、需要があるとは正直思えない。

 

また主人も市内から1時間以上離れた田舎出身で、

言うならば、この拠点を持とうとしている場所は

「縁もゆかりもない土地」ということになる。

子供には、育った土地に縛られることなく、

「自由に羽ばたいてほしい」そう強く願っている。

私達夫婦の死後、

土地を処分してもらうことになると思うので、

「いかに手放しやすい土地」であるかも、重要となる。

欲を言えば、少しでも息子のお小遣いになればなぁと・・・

 

それらを考えると、

この土地で、

主人の勢いに乗ってみるのもありなのかなぁ・・・

と思ったりした記憶がある。

 

そして、今もそう思おうと日々努力している(笑)

 

少し郊外に行き、ゆとりのある広い家を見ると、

あぁ・・大きい家だなぁ、 

我が家もこの場所だったら大きな家が建てれたのになぁ、

と後ろを振り返ってしまうこともありますが・・・

 

できる限り、

前を向いて、これからの人生を家族とマイホームと共に

生きていきたいと思っています。

 

土地を探すにおいて、

また家を建てるにおいてもですが、

「何を優先するか」

そしてそれにより出てしまった妥協や犠牲点、

これを『どのように受け入れるのか・・・』

それが大事なのではないか、と思う。

 

もしかしたら、

このブログを読んでくださっている方の中には

同じ悩みを持っている方もいるかもしれません。

色々な葛藤の中で、過ごしている方もいるかもしれません。

 

皆さんの未来に、

そして我々家族の未来に、

より多くの幸せが訪れ、より充実したマイホームライフが送れますように・・・